それは夫婦・家族が「一緒」に変わること。「私の人生」から「私達の人生」へと変わること。

HAGUKUMIのプロジェクトを立ち上げるに当たって、500名以上の方々に結婚式や結婚についてのアンケートをお願いしました。

そこから見えてきたのは、多くの夫婦が「価値観の違い」でぶつかり合い、戸惑っている姿でした。

夫婦の揉め事の原因のほとんどは家事や育児、お金のことなどです。

しかし結局どれも、「価値観の違い」ということに繋がるのではないかと気づきました。

「価値観の違い」とはそもそも一体何なのか。

価値観の違いというのは、自分の「我」を正当化したいだけの言葉なのではないでしょうか。

夫の価値観、妻の価値観。それぞれが別のものだったとします。

「価値観の違い」というのは、お互いが、自分の価値観を押し付けていて言い合っているだけなのです。

「価値感の違い」というのは、実は「私は相手の価値観を受け入れることができない自己中な人間です」と言っていることと同じなのではないでしょうか。

自分の価値観をお互いに押し付けて、結果的に対立してしまっている。

これが、夫婦の揉め事の全てと言っても過言ではないのかもしれない。これが、私たちが辿り着いた答えでした。

私たち夫婦も、自分たちのことを思い返してみると、心当たりがたくさんあります。

それも当然だと思います。私達人間は、それぞれが別の人間です。

そうなると価値観が違うのは当たり前。

自分と他人が全く同じ価値観を持っているということは、ほとんどあり得ない奇跡なんです。

私達は、今まで「価値観の違い」という言葉を言い訳にして、相手の価値観を受け入れることから逃げてしまっているだけではないのかと反省しました。

では、夫婦や家族の争いがなくない、お互いの価値観を受け入れるには一体どうすればいいのでしょう。

相手の価値観を受け入れ、夫婦、または家族にとっての新しい価値観を作り出す。

そうすることでみんなが一緒に育みあうことができるのではないか。

私たちはそう思い至りました。

新しい価値観を作り出すと言っても、一体何をどうすればいいのでしょう。

まずは、自分自身の「我」を自覚します。

次に、相手のことを知る。

知ることができたらその次は、受け入れること。
受け入れると言っても、我慢をしたり、諦めるのとは違います。我慢の先には、いつか限界がきてしまいます。
そこでお互いの価値観をバージョンアップさせて「二人の価値観」となる新しい価値観を見つけていきます。

つまり、価値観を育みあうことが、夫婦や家族を育み合うことになるのです。

私達は、新しい価値観を見つける工程をいかに楽しくできるかを考えてました。

自分を知り、相手を知り、新しいものを生み出すことは、大変なことだけれど希望にみちたものだから。

その過程は楽しいものであってほしい。

それでも、気づけば、また自分の「我」によって、自分の価値観を押し付けてしまうこともあります。

人間、なかなかすぐには変われないものです。

でも大丈夫。私たちがいます。みんながいます。

世界中のの夫婦や家族が一緒に育みあい、笑いあっていきたい。
そんな想いで、このHAGUKUMIを立ち上げました。

一緒に育み合っていきましょう！